日本海に面する稚内港の北埠頭に、長さ427mで古代ローマ遺跡を彷彿させる70本の柱を備えるドーム型の防波堤
それが『稚内港北防波堤ドーム』
稚内観光のインスタ映えスポットの一つで、各種イベントやCM撮影等のテレビ撮影でも度々使われるようです。
この『稚内港北防波堤ドーム』は、大正の終わりから開設されていた稚内と樺太(現ロシア)間の航路の発着点で、日本海からの強い風や波しぶきから乗客や荷物、鉄道の車両などを保護する役割を担っていました。
当時は、樺太に渡る人たちで賑わっていたことでしょうね?
そんな歴史に浸れる場所でもあります。
今ではその旧樺太航路もなくなり、当初建築された防波ドームも老朽化から再建され1980年に現在の美しい姿に再現されました。
稚内港北防波堤ドームの建築様式は世界的にも珍しく、貴重な遺跡でもあります。
「稚内桟橋駅跡地」や「稚泊航路記念碑」などもあり、当時の面影を感じられます。
ドームの中には自由に出入りすることが出来、ウォーキングなどを楽しいんでいる人も見かけます。
公園も併設されていて、天気のいい日は気持ちいいでしょうね!
ドーム内部は全天候型ですから様々なイベントにも利用され、雨の日でも、ウォーキングやスケートボードなども楽しめますから、市民の憩いの場としても活躍しているでしょう。
ドームのそばで見学するのもいいですが、私個人的には天気のいい日に稚内公園の高台から眺める、青い海とドームのコントラストの美しい景色がお気に入りです。
近くには、お洒落なホテルやツインドーム型のプールもあり、防波堤のドームと相まって、ちょっとしたリゾート地のようです。
また、夕方から夜にかけてドーム内部はライトアップされ、また違った雰囲気を味わえますので、稚内市内に宿泊の際は夜も合わせての観光がオススメです。
アクセスも、稚内駅から徒歩で10分程度で到着しますので、自家用車でなくとも移動の心配はありません。
稚内観光の際には、ぜひとも寄りたいスポットです。