ドイツ鉄道(DB)には、InterCityExpress (ICE)やInterCity (IC)などの高速列車があります。
これらの列車は、1等席・2等席が接続されており、日本の鉄道の様に自由席・指定席・グリーン車などの区別がありません。
でも、実際は自由席と指定席は存在するのです。
では、どうやって区別されているのでしょうか?
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ヨーロッパの高速鉄道
指定席を取るほど混み合ってるの?
ヨーロッパを訪れて、実際これらの高速鉄道を利用したことのある方は感じると思うのですが、さほど混んでる印象はなかったのではないせしょうか?
繁忙期以外に旅行者が移動する時間帯や、行先は意外に空いているものです。
実際、2人くらいの旅行でしたら指定を取るほどではありません。
ただし、現地のサラリーマンが日帰り出張するような時間帯で、さらに利用する路線(フランクフルト-ベルリン間など)だと、指定席を確保しないと長時間たいへんな思いをしてしまいます。
ですから、自由旅行でこれらの条件に合った路線を利用する場合には、指定席を確保するのが賢明なんです。
自由席と指定席はどういう区別?
では、指定席と自由席が特に設けられていないこれらの列車の指定席は、どうやって区別しているのでしょうか?
実は、車両の窓際に指定席と自由席を区別する表示があるのです。
上の写真の様に「ggf. reserviert」と示されている席は、指定席ではないという表示です。
ですから、自由席扱いですから誰でも座ってOKと言うことです。
しかし、ここで1つ注意点ですが、この表示は今のところ”自由席”って言うことです。
列車の運行中に、どこかの駅で今座っている席を、誰かが指定席として購入すれば、この窓際に指定席区間が表示され、あなたはその区間今の席に座ることは出来なくなってしまいます。
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指定席表示
先に電光表示板の例を示しましたが、電光掲示板がない車両では、指定区間が印刷された用紙が表示されます。
この表示区間以外は自由席とはいえ、この用紙がある席には、初めから座らないのが賢明ですね。
なぜなら、席を立つ区間に来たとき他の席が埋まっていた場合には、席にありつけない恐れがありますから…
ただ、紙での表示の場合はいいのですが、電光表示板だといつの間にか変更してしまうかもしれませんから、安心できませんね?
心配な時には、指定席を確保するのが賢明かもしれません。
まとめ
いかがですか?日本の指定席のシステムとは少し違っていたでしょ?
実際、現地に行って戸惑わないように、頭の片隅に入れておいてください。
でも、途中から指定に変わってしまうことってよくあるの?
こんな疑問も持たれたと思います。
これは、多々あります(実体験)
特に大きい都市同士を結ぶ路線で、さらに途中に大きな都市に停車する場合、気が付かないうちに指定席に変更されて、「どいてくれ!」って言われた経験が何度もあります。
幸いなことに、他の席を確保することが出来ましたが、心配性の方はあらかじめ指定席を確保しておくことをオススメします。
まあ、私は格安旅行派なので、しませんが(笑)
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