オランダの印象は「チューリップ」と「風車」、ではないですか?
実際に自分でオランダに行くまでは、そこここに沢山の風車がある印象でした。
なんならオランダ中、風車だらけ…
でも、それは想像で実際は違いましたが…
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オランダの風車
風車の数と大きさは?
19世紀のオランダは、風車の全盛期でした。
その数は、約9,000と言われています。
しかし、現在では近代化の波もあり、全盛期の10分の1の約950程度残っています。
風車の大きさは、実物を見る前の想像よりも非常に大きく、4~5階建てのビルぐらいの高さがあります。
風車の用途・目的
風車は何に使われていたのでしょう?
「フランダースの犬」のアニメ内でも登場しましたが、”粉をひく”ことです。この粉は、パンを焼くのに使います。
そして、もう一つの用途は、オランダの土地柄が関係します。
オランダは、海抜0m以下の土地が、国全体の4分の1を占める、低地なんです。
海抜が低いために、常に洪水のリスクが存在します。
湧き出たり雨で溜まった水を、土地周辺に築いた土手の外に、排出する必要があります。
この排出する役割を、風車は担っています。
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世界遺産キンデルダイクに行こう!
オランダ国内でも、風車が現存する地域は限られています。
当然、都心ではなく地方に多く残っています。
風車が残っている地方は、交通の便も悪く、観光客の私たちが訪れるには、非常に不便なのです。
アムステルダム近郊にも、若干の風車は残っていますが、せっかくなら世界遺産に登録されている「キンデルダイク」に向かいましょう!
キンデルダイクへのアクセス
キンデルダイクへは、ロッテルダム中央駅からロッテルダム・ロムバーダイン駅まで列車で向かいます。
ロッテルダム・ロムバーダイン駅から、90番のバスに乗って、キンデルダイクで下車します。
バス停で降りたら、もう目の前に風車群が広がっています。
風車の内部と風車が回る動画
風車の内部構造
風車の内部構造は、羽を回す木製の機械類と水車くらいしかないと想像していましたが、人が生活できるような設備が備えられてて、ちょっとしたサプライスでした。
ベッドやテ-ブル、食器棚やキッチンまで
内部まで見学できる風車が、1基解放されています。
じっくりと時間を掛けて見学してみてください。
風車の回る動画
内部見学が出来る風車は、実際に羽も回っています。
ゆったりした動きで長閑、ずっと見ていても飽きない風景です。
一日中、風車を眺めてた、ネロとアロアの気持ちが解ります!
実際に動いている、動画を貼りますので、しばし癒されてみてください。
まとめ
いかがですか?
1740年頃に造られた19基の風車が、一堂に見れるのは、ここ「キンデルダイク」だけです。
せっかくオランダまで行ったのならば、世界遺産の「キンデルダイク」まで、足を延ばしてみませんか?
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