軍艦島は賞味期限のある世界遺産?急いで行かなきゃ!

軍艦島

軍艦島の正式名称は「端島」

 

長崎県長崎市に属しており、現在は無人島になっているが、全盛期は人口密度が世界一の近代都市だった!

 

軍艦島

 

その世界遺産にも登録された「軍艦島」には賞味期限があるため、早めに観光するのがベター
でも、その賞味期限ってなに?

スポンサーリンク



目次

軍艦島ってどんな島?

軍艦島の歴史

軍艦島は、長い間「三菱」の所有で、明治から昭和にかけて炭鉱として栄えました。
大正5年に、日本で初めて鉄筋コンクリートの団地(マンション?)が建設されました。

 

島内には、小中学校や店舗などの生活に必要な施設や、病院や映画館など娯楽施設まであり、島の中で生活が完結出来るほど。

 

一時は、人口密度も東京を超え(なんと東京の9倍強の人口密度だった)、世界一コンパクトな最新鋭都市でした。

軍艦島

 

しかし、燃料は石炭の時代から、石油燃料に移り変わり、軍艦島の人口も減少の一途をたどり、炭鉱が閉山になてからは、今も無人島になっています。

 

そして2015年には、世界文化遺産に登録され、多くの観光客が訪れるようになりました。

なぜ最新鋭都市なのか?

軍艦島は、狭い敷地の中にさまざまな施設が建設されているため、そのレイアウトの工夫や、日本で始めての鉄筋コンクリート住宅を採用されていたため、当時としては非常に近代的でモダンなつくりの街並みだった。

 

土地が豊富にある地域の、低い建築物で横への街の広がりではなく、都会の高さ方向の広がりをコンセプトに街づくりが進んでいたためです。

 

また、当時の炭鉱は景気もよく、従業員の給料が本土の他の仕事よりも良く、テレビなどの最新の電化製品を所有する島民が多かったより、日本の中で最も豊かで進んだ都市だったのではないでしょうか?

なぜ賞味期限があるの?

昭和49年はじめに、炭鉱は閉山になったことにより、軍艦島は無人島になってしまいました。

人が住まないと、住宅や商店などの建物は、朽ちるのが早くなるそうです。
さらに小さい島にため、海からの塩害や台風などの風雨に建物がさらされる頻度が高いため、風化の速度が速くなっているようです。

軍艦島

 

平成21年より観光客の上陸が許可されました。
それに伴い、外壁などの修復は行われていますが、島内の建築物に関しては老朽化のため危険な箇所も多く、保全活動もままならない状態です。

 

よって、日々建物は老朽化がすすみ、崩壊する部分も多くなっています。
ですから、軍艦島の今の風景が、いつまで保たれるのか心配がありますので、早いうちの観光をオススメしているわけです。

スポンサーリンク



軍艦島観光

軍艦島アクセス

軍艦島へのアクセスは、全て海路からです。
長崎からツアーによる上陸だけが、観光する手段になっています。

また、上陸できるのは、島の南部に整備された見学通路のみにに限られます。

 

通路、以外は崩壊の危険が常になるため、完全に立ち入り禁止です。

上陸出来ないときもある!

軍艦島観光をしに、長崎まで出向いても、残念ながら軍艦島に上陸できないと言うこともあります。

 

それは、気象条件(風や波など)が安全基準を満たしていることが条件になっています。
長崎市のオフィシャルでは、軍艦島に上陸できる日数は、年間100日程と言われています。

 

安全基準とは、風速が秒速5mを超え、波の高さがが0.5m超え、視界500m以下の時には上陸できないと言う規定になっています。

 

軍艦島

 

ただし、現地で聞いた話によると上記の基準を満たしていても、実際現地(島に近く)に到着したときに上陸を断念する場合が、10~20%くらいあるようです。

軍艦島に上陸した感想

実際に上陸したときには、この島に住んでいた人々の痕跡や、少しばかりの息吹を感じられました。
それは、この島から人が去っていった時そのままの状態で、さまざまな物が残されているからです。

 

軍艦島

 

ただ、朽ち果てた建物などをみてみると、人類が滅亡してしまったあとの都市を見ているようで、少し怖い気持ちにもなりました。

まとめ

日々、朽ち果てていってしまう世界遺産「軍艦島」

 

崩壊の危険があると言うことで、いつ上陸が中止になってしまうかもしれませんし、今と同じ姿をいつまで持続していってくれるかも判りません。

 

今の姿を目に焼くつけるためにも、「軍艦島」を訪れてみてはいかがですか?

 

ぜひ、良い保存方法が見つかればいいのですが…

スポンサーリンク



よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次