大天守保存修理を終え、より一層美しくなった白壁を有する「姫路城」
「日本さくらの名所100選」にも選ばれている、歴史と気品のある世界遺産です。
その姫路城には、古い歴史を持っており、最先端のテクノロジーも導入され、関西を代表する桜の名所といくつもの顔を持つ、日本を代表する世界遺産の「姫路城」をご紹介します!
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日本さくらの名所「姫路城」
姫路城は、「日本さくらの名所100選」にも選ばれている、関西でも有名な桜の名所です。
お城の内堀に内には、ソメイヨシノが1,000本近くも植えられており、それにプラスして、三の丸の広場の桜並木、西の丸にはシダレザクラも楽しめる、まさに「桜三昧白鷺城」が姫路城です。
例年、3月下旬に開花が始まり、4月の第1週目には満開を迎えます。
大天守保存修理を終え、より一層白く生まれ変わった白壁と、淡い桜色のコントラストがとても見事
毎年、多くの観光客が訪れ、短い桜の季節を楽しんでいます。
姫路城の最先端テクノロジー
姫路城の観光客向けに最先端テクノロジーのAR(拡張現実)が用いられているのはご存知ですか?
従来の展示方法
従来の姫路城内の観光客向けには、文字による説明と装飾による解説が一般的でした。
これはこれで、とても分かりやすいうえに当時の情緒がしのばれて、親しみやすいものでした。
しかし、情報の更新やメンテナンスなど管理が大変なうえ、ガイドの方などに解説していただかないと、なかなか深いところまで知ることは出来ませんでした。
ガイドブックや展示物の解説を読みながらの見学は、時間的制約や混雑時の迷惑さなどを考えると、いささか消化不良の観光は否めませんでした。
新しいテクノロジーAR
そこで姫路城観光にAR(拡張現実)が導入されました。
スマートフォンのアプリで各ポイントを映像付きでの解説を見ることができ、個人的にガイドさんに説明を受けているようです。
とても解り易く、うっかり聞き逃しても何度でも同じ説明を受けることができる、優れものです!
ARって何?
VR(バーチャルリアリティ 仮想現実)は、聞いたことがあると思います。
しかし、姫路城に導入されているのは、AR(アグメンティッド・リアリティ 拡張現実)
では、このふたつどう違うのでしょうか?
VR(バーチャルリアリティ 仮想現実)は、ソフトウェア等で作られた、現実のように見せかけた世界に人間自身が入り込む形で、何もない場所に景色や物体があるような感覚を体験できるシステムです。
一方、AR(アグメンティッド・リアリティ 拡張現実)は、現実世界がありそこに新たに情報を付加し体験するシステムです。
姫路城(これは現実の世界です)があり、そこにCGとテキストでの解説や人物による説明(これが新たに付加する情報です)が加わる、これが姫路城で用いられている、AR(アグメンティッド・リアリティ 拡張現実)です!
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姫路城のARはどうやって使うの?
スマートフォンにアプリをダウンロード
まず、自分の持っているスマートフォンに「姫路城大発見アプリ」をダウンロードします。
アプリを起動し、姫路城内のAR(アグメンティッド・リアリティ 拡張現実)ポイントにスマートフォンをかざすと、それぞれのポイントで画像とテキストで解説が始まります。
解説はテキストで行われ、音声は出力されませんので、静かな場所でも周りに迷惑になることもありません。
ARアプリの弱点
とっても便利な、ARアプリですが弱点があるんです。
それは、スマートフォンの電池の消耗が大きいということです。
このアプリは、情報発信元からのデータを受け取って画像を実行するというアプリのため、通常の動画再生アプリ並みに電池の消耗があります。
また、ARポイントを離れて一定時間が経過すると、アプリがスリープ状態になります。
再びARポイントに近づくと、アプリが再起動しますので、ここでも電池の消耗は防げません。
念のため、ARアプリで姫路城を楽しむ時には、予備のバッテリーを用意しておけば安心でしょう?
まあ、この弱点もこれから改善されていくことを期待しましょう!
まとめ
保存修理が終わって、さらに美しくなった歴史ある世界遺産
日本さくら名所100選にも毎年選ばれる、桜の名所としても益々美しさと優雅さが増し、そこに最先端のテクノロジーを加えユーザビリティーをアップした姫路城
これからも長い間、日本の名城・世界遺産として君臨して行くことでしょう!
季節ごとに違う顔を見せる姫路城を、ぜひ楽しみに訪れてみてください!
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