イタリア国鉄の職員が客引き?送迎業者に斡旋される!

トレニタリア

スペインのバルセロナから、イタリアローマのフィウミチーノ空港(レオナルドダビンチ空港)に降り立ったのは、ちょうどお昼ごろでした。

 

荷物のピックアップを終え、フィウミチーノ空港駅に向かいました。
レオナルドエクスプレス(Leonardo Express)でローマ・テルミニ駅に向かうつもりでしたが、タッチの差で電車を逃してしまいました。

 

トレニタリア

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目次

事件はここから始まった…(笑)

「次のレオナルドエクスプレスまで、30分待たなければいけないのか? もう少し急げば乗れたのにな~」と少し後悔

まあ、仕方がないので、次のレオナルドエクスプレスの乗車券を購入しようと窓口に切符を購入しに行ったそのときです…

駅員の誘い!

「今すぐ出発して、次のレオナルドエクスプレスよりも、ローマ・テルミニ駅に早く着くよ!」なんと、窓口のトレニタリア(イタリア国鉄)職員に列車以外の移動を提案されました?

「ん?なんだ?? もしかして新手の詐欺?」

でも、ここはレオナルドエクスプレスの切符購入窓口、トレニタリアの職員が詐欺なんて働くかな?
しかも、会社の切符販売窓口で、正々堂々?

以後、トレニタリア窓口での会話を再現してます。

職員「どうする?」
私「いくらだ?」
職員「何人で利用する?」
私「4人だよ」
職員「レオナルドエクスプレスと同じ値段でいいよ! 4人分で54ユーロだ!」

まあ、同じ値段で早く到着するなら、いいかな?と思い。
OKして、54ユーロ支払いました。

職員は何やら書類に記入して、手渡された。
その職員は、どこかに電話した後…

職員「ちょっとそこの柱のところで待ってろ」

と言われ怪しく感じたが、もう支払いは済んでしまったので、おとなしく待つことにする。
一緒に行った家族は、おのおの風景を写真に撮ったり、ネットサーフィンをしたり、交渉はいつも人任せで気楽なものである。

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怪しげな運転手登場!

しばらくすると、その職員の元に、これまた怪しげな人物到着。
何やらこちらを見ながら話がまとまった?ようで、こちらに近づいてくる。

 

「外に車が止まっているので、その車でローマ・テルミニ駅まで行け。運転手はこの人だ!」と、先ほどの人物を紹介されて、職員はまた自分の業務に戻っていった。

 

「おいおい、大丈夫か?俺! しかも俺一人じゃなく家族も一緒だしな~ まあ、昼間だからまだ大丈夫か?」などと、自分で納得して、家族に「いくぞ!」なんて偉そうに話しかけ、運転手の後を付いて行った。

 

駅の外に出ると、濃紺のステーションワゴンが停車していた。

トレニタリア
運転手が荷物を積んでくれ、車に乗るようにと促された。

 

家族全員なんの疑いもなく車に乗り込み、ローマ・テルミニ駅に向かって?出発

 

ローマ・テルミニ駅に向かう道中、いろいろな観光名所のそばを通るたびに、運転手は英語で解説してくれた。

 

ローマ

 

無事ローマ・テルミニ駅到着!

 

ガイドブックやネットなどで、ローマ市内の渋滞は非常に激しいなんて情報は聞いていたが、そんなことはなく順調にローマ・テルミニ駅に40分くらいで無事到着。

 

ローマ・テルミニ駅
運転手は荷物をおろしてくれて、「サンキュー」などとお礼を言い去っていった。

あとから調べてみると結果的には、貸切の送迎を利用したようだ。
送迎車のほうが景観地付近を走行することによって、周りの景色を楽しむことも出来たし、次のレオナルドエクスプレスを待つよりも早くローマに到着できたので、結果オーライとしました。

簡単に美味しい話に乗ってはダメ!

がしかし、万が一詐欺や犯罪に巻き込まれたとしたら、洒落ではすまなかったです。

きっと、運転手にお客(私たち4人)を紹介したと言うことで、トレニタリア職員にはキックバックが渡されたんじゃないでしょうか?

 

しかし、職務中にしかも職場の窓口で、客の横流しを行うなんて、イタリア人恐るべしと感じました。

 

みなさんは、異国でのこのような行為は、危険を伴いますのでくれぐれもマネをしないようにお願いします!(笑)

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