ローマ・テルミニ駅は一日の乗客数がたくさんの乗客数があり、世界中からの観光客も数多く訪れる巨大ターミナル駅です。
そのローマ・テルミニ駅乗車券の券売機付近に出没する、親切を装った釣銭窃盗犯に注意が必要です。
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大きなお世話な窃盗犯
窃盗犯の行動現場
ローマ・テルミニ駅は、巨大ターミナル駅なだけあって、乗車券の券売機が数多く設置されています。
地元住民の方々は、券売機は頻繁には利用しないでしょう。(パスを利用されるのが主だと思うので)
特に中長距離の券売機の利用する人のほとんどは、世界中から集まる観光客の方々だと思われます。
旅行者は、当然ながらそれらの券売機の操作には慣れていません。
切符一枚購入するにも、手間取り時間が掛かっているのが実情です。
そこを突いてくるのが、釣銭窃盗犯です。
窃盗犯の手口
窃盗犯は、操作に手間取っている旅行者の背後から近づき、親切を装って購入ボタンを操作してあげます。
操作が終わり、料金を投入後に出てくる釣銭を持ち逃げします。
切符購入者は、出てくる切符を大抵先に取ろうとしますので、その間に釣銭を持ち逃げします。
切符購入者は、おつりが小銭なのと、購入を手伝ってもらったチップとの考えがあるのか、あまり揉め事にはならないようです。
しかし、釣銭がある程度以上の額になるような場合など、揉め事も時々起こっているようです。
私の経験から
私が遭遇した釣銭窃盗犯は、機敏な動きと調子よさそうな性格、でもひ弱そうな風貌の青年でした。
切符購入者が現れると、その横に陣取り次々と液晶パネルを操作して、釣銭をくすねて来ています。
案の定、私が切符を購入するときにも現れました。
券売機を操作していると、横から手を入れてきて私が押そうとしているボタンを、まるでカルタ取りの要領で、先に押してきます。
煩わしかったので、彼が手を出してくる方向(私の右手側)に体を入れて、ブロックするような形で、購入進めました。
すると彼は、すばやく私の後ろから左側に回りこみ、懲りもせずに手を出してきます。
いよいよ、料金投入の画面になったとき、私には連れがいたので、左側をブロックしてもらい、私は右側をブロックするような形で、釣銭ネコババを防ぎきりました。
彼は、残念な表情を浮かべましたが、また次のカモを求めて、違う券売機に向かって行きました。
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窃盗犯の犯罪成功率
その様子をやや暫く眺めてみると、8割くらいは釣銭窃盗が成功しているようです。
中には、頑として追い払う人もいましたが、大方の人は釣銭を持っていかれていました。
特にお年寄りなどは、絶好のカモになっていましたね。
自分が、被害者の立場になってみると、頻繁にちょっかいを出されて、釣銭まで持っていかれると言う精神的にとてもイラつく犯罪だなと感じました。
カード決済する人も、間近で暗証番号なども見られる恐れがありますし、カード窃盗の可能性もあります。
また、今回はひ弱そうな犯人でしたからまだ良いですが、これが強面で屈強な犯人だったら、とても困ったでしょう。
釣銭窃盗を防ぐ対策
やはりこういう被害に関しては、対策をあらかじめ考えておいたほうが良さそうです。
1.小銭の準備
チケット購入の際には、出来るだけ釣銭の無いように準備する。
チケットの金額は、ネットなどであらかじめ調べておいて、丁度の金額を用意しておけば、こんな被害はある程度防げるのかな?
2.窃盗犯をブロックする
複数人で券売機に並び、怪しい人はブロックするようにする。
一人旅の場合は、出来るだけ周囲に注意を配り、その人が怪しいそうな人が現れたなら、ブロックを試みるか、最終的には操作をやめ、他の券売機に移ることも考える。
3.声をあげる
大きな声で拒否する。
これをすることによって、あきらめる犯人もいるとは思いますが、逆上されるともっと大変なので、人を見て判断しましょう。
4.助けを求める
周りの人や駅員に助けを求める。
駅員がそばに居れば、駅員と一緒に操作すれば良いでしょう。
駅員が居なければ、周りの人に助けを求めてみましょう。
まとめ
釣銭窃盗は小さな犯罪かもしれませんが、そこから大きなトラブルに発展する恐れもあります。
例えば、クレジットカードの窃盗やスキミング犯罪、暗証番号漏れなど。
こういうことが行われているのは、ローマ・テルミニ駅だけではありません。
出来るだけ情報を集めるようにし、現地では細心の注意を払い、楽しく観光しましょう!
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