ツアーを申し込んでいた旅行会社が倒産してしまったため、旅行に行けなくなってしまった!
時々、そんなニュースが世間を騒がすことがあります。
旅行会社にすべて任せきりの海外ツアー旅行には、こういうことが時々起こることがあります。
「てるみくらぶ」など、大きなニュースになるほどです。
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旅行会社に任せきりは危険
航空券の手配も、現地ホテルの宿泊も、オプショナルツアーや現地案内なども、全て旅行会社に任せきりのツアー旅行
自分では何もすることがなく、とっても手軽で楽ですが、いざトラブルがあったときはどうにも出来ません。
「もうすでに休みを取ってしまたのに…」
「せっかくの卒業旅行だったのに…」
など、用意周到であとは出発日を待つばかりだったのに、こんなトラブルが起こると、楽しみが大きかっただけに落胆は非常に大きいです。
しかし、起きてしまったことは、もうどうにもなりませんので、次の対処を早めに行いましょう。
ツアー会社が倒産したら?!
「申し込んでいた旅行会社が倒産してしまって、空港まで行ったがツアーは中止になってしまった。」
「旅行会社にツアー料金を払い込んだが、その会社が倒産してしまってツアーはどうなるの?」
そんな事件が度々起こっています。
ツアーに参加できない!
この場合は、ツアーに出発することはほぼ出来ません。
あなた個人とツアー会社の契約は成立しているものの、旅行会社と航空会社・ホテルなどとの間の契約と支払い関係が済んでいないことが、ほとんどです。
したがって、あなたの支払ったお金が、航空会社やホテルに支払われていない可能性が高いからです。
この場合は、航空会社やホテルに非はなく、あなたはそれらのサービスを受けることができません。
後で述べますが、弁済業務保証金制度やボンド保証制度を使って、ツアー料金の返済申請を行いましょう。
ツアー中の場合は?
もっと悲惨なのが、ツアー中に旅行会社が倒産してしまった場合です。
翌日からのホテル代や帰りの飛行機の支払いが済んでおり、部屋や座席が確保されていればツアーの継続と帰国は問題ないでしょう。
万が一、翌日からの費用が未精算の場合には、その日夜に泊まるはずのホテルや最悪の場合帰国便も確保できていない可能性があります。
その場合には、即座にホテルや航空会社に予約の確認を行いましょう。
万が一予約がキャンセルされてしまっていた場合には、取りあえず当面の宿泊施設と帰国便を自力で確保しておきましょう。
添乗員付きのツアーの場合には、ガイドさんが何とかしてくれる可能性はありますが、ほとんどのガイドさんは現地契約のフリーの人が多く、ツアー会社直接関係のない場合が多いです。
そうなると、ガイドさんも明日からのギャラを貰えない可能性もあるため、ヘルプを頼めない場合も多いことと思います。
まあ、ガイドさんも被害者の一人と言うことになると思います。
帰国後、弁済業務保証金制度やボンド保証制度を使って、ツアー料金の返済申請を行いましょう。
支払い済で出発前の場合
ツアー料金をまだ支払っていない場合には、即座にカードの支払いを止めておきましょう。
キャンセル料金が発生しない時期でしたら、キャンセル手続をとりましょう。
そういう事態が発生した時には、電話が不通になってしまうので常ですので、電話がつながらない場合には、旅行会社サイトのマイページなどからのキャンセルを行ってください。
サイトでのキャンセルが不可能の場合は、メールなどでキャンセルの旨を伝えましょう。
すべての支払がすでに済んでしまっている場合には、弁済業務保証金制度やボンド保証制度を使って、ツアー料金の返済申請を行いましょう。
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弁済業務保証金制度・ボンド保証制度
倒産してしまった旅行会社が、「旅行業協会の正会員」であったなら、弁済業務保証金制度、ツアー料金の返済申請を行いましょう。
また、ボンド保証制度(旅行会社が任意で加入)に登録していた場合には、そちらでも保障が受けられます。
下記の 一般社団法人 日本旅行業協会のサイトに、対象となる旅行会社のお知らせが表示されますので、そちらから被害の請求申請をすることができます。
しかし、被害の請求は場合にもよりますが、6ヶ月近く時間を要し、返済も100%戻ってくることは難しいと言えるでしょう。
やっぱり海外自由旅行!
ツアー旅行の魅力は、旅行会社があらかじめ予定や手配を済ませてくれるので、参加者は楽に楽しめるということです。
しかし、その旅行会社に何かあれば、楽しみにしていた計画も台無しになってしまいます。
そんなこともあり、「海外自由旅行」をオススメしているわけなのです。
自分で航空券を予約して、座席指定まで済ませておけば、乗れないなんてことはありません。
ホテルだって予約して、バウチャーを印刷して持参すれば泊まるところがない!なんて事態も防げます。
一般社団法人 日本旅行業協会のサイトを見てみると、旅行会社の倒産は特に珍しいことではないようです。
思い出に残るような楽しい旅行を計画するなら、やはり「海外自由旅行」に限ります!
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